MENU

Civil and Environmental Engineering Education Program &
Urban and Regional Planning and Design Education Program

Feature Article

フランスの大学とのダブルディグリー制度の検討

【土木建築学科(土木工学および地域デザイン教育プログラム)の国際活動】

2023年6月14日、フランスのアンシー(Polytech Annecy Chambéry),グルノーブル(Polytech Grenoble-INP, UGA),クレモンフェランド(Polytech Clermont)から7名の大学関係者をお招きして,今後の交換留学制度や大学院のダブルディグリープログラムの構築について意見交換を行いました。本企画のコーディネータは椋木先生(地盤工学)で,当教室からは,円山先生(交通計画)、尾上先生(材料工学)、田中先生(土木史)、金先生(海岸工学)、安藤先生(交通計画)、渡部先生(構造工学)が参加しました。

円山先生からの当教室の簡単な紹介の後(写真1)、田中先生からご自身の研究分野の紹介がありました(写真2)。話は盛り上がり、博士課程のダブルディグリー制度の進め方や、そのためにまず短期留学の制度をさらに充実させようという方向性が示されました。ダブルディグリー制度とは、協定を締結した大学院に同じ時期に入学し、それぞれの大学で1年ずつ過ごし、指導教員を各大学の教員として、2研究室間の共同研究としての修士論文を提出することで、修了するときには二つの学位を取得することができます。協定を結んでいるため、授業料は熊本大学大学院の授業料のみ支払います。留学中は、滞在費が必要になりますが、熊本大学には様々な奨学金制度を利用することができます。短期間で2つの学位を収めることができるのがダブルディグリー制度のメリットであり、該当する学生さんは、その後の人生に対し、留学で経験したことが様々な強みとなるでしょう。

今回来訪された大学の学生にとって、熊本は留学先としてたいへん魅力ある地域であり、現在継続している地盤系分野の研究室からさらに分野を広げて学生が熊本大学に来れるようにしたいとのことでした(写真3、4)。本交流をさらに深め、今回議論した制度実現のために椋木先生が10月にグルノーブル大学を訪問予定です。

このように当教室では、留学生の受け入れ、日本人学生の留学サポートもしっかり行っています。留学に興味がある学生さんは、是非、学年担任もしくは教務委員に相談してみてください。

写真1

写真2

写真3

写真4